アマゾンタロウのエンタメ感想ブログ

僕はエンタメが好きなので、映画や小説等の感想を描きます。体感したコンテンツに多少は記憶違いがある場合があります。

永遠の門 ゴッホの見た未来(字幕版)をアマゾンプライムで観た感想

 感想

 

ゴッホが原っぱで、木の根っこを絵を描いているとき、遠くから課外学習で散歩をしている先生と10人ぐらいの生徒が来たシーンは頭にきた。生徒達が「画家がいる」と言って、先生が行くなと止めているのに、ゴッホの方に走って近づく。ゴッホの絵を観た生徒は、大きなキャンパスに木の根を描いているゴッホを不気味に思っている。先生も絵を観て不気味に思い「芸術家気取りだから木の根を描いている」みたいなことを言って、ゴッホがムッとすると、生徒の一人が、絵に体当たりする。ゴッホが切れて、「あっちに行け、早く行け」と、すごい剣幕で怒りまくる。このシーンは頭にきたね。そりゃ怒るよ、一生懸命に描いた絵に体当たりされたらさ。僕も絵を描いているけど、こんなことされたら、気が狂って子供に石を投げて葬ってしまうかもしれない。それぐらい、いかれてふざけたシーンだ。絵の価値とは、人それぞれであり、そんなことも理解していない教師がいるなんて、頭にくるな。結局、ゴッホの心が病んでしまうのは、金がなくて生活苦というのもあるけど、心無い人々のせいでもあるのかもしれないと思った。現在の世の中でも、こういう人ってたくさんいると思う。

 

・狂乱状態になって、気絶したゴッホが、精神病院で目が覚めたシーンは忘れられない。弟が兄を心配してくるのだけど、二人はすごく仲がいい。この関係性は、すごく羨ましくもあり、共依存状態なんじゃないかと、少し不安になる。ゴッホが弟をベッドの上で、手を広げて、向かいいれると、弟は兄の横にきて、添い寝する。なんと仲の良い兄弟だろうか。弟のテオは画商であり、本気で兄のゴッホを心配し、救ってあげたいと思っているのだろうなと思った。この二人を上から撮った構図が、まぁなんとも美しく、もう絵画になればいいのにと思った。兄弟愛ってすごくいいよ。油断するとBL本にされそうな二人だけどさ。僕の理想の兄弟だな。

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