感想
・普段のアニメ同様にお笑いがたくさんあって良かった。スポンジボブが街からいなくなった時に、カーニさんが「金のかからないいい奴だったのに」と嘆いたのに笑ってしまった。人件費がかからないってことじゃないか。ちょっとした一言で上手く笑いをとって監督は優秀だと思った。
・スポンジボブ御一行が、地上に出たときに、スポンジボブ達がCG制作だったので、お金がかかってると思った。CG制作は予算がかかるけど、人気があるから、興行収入的に採算がとれるのだと思う。CGで作られたキャラクター達は、つるってしていて、フィギュアになったら欲しくなる。欲しくなるようにCGでのキャラクターデザインをしているのかもしれない。
・僕の個人的なことだけど、パトリックの声が低かったので、最初は違和感があった。普段のアニメで聞いていたパトリックの声は、高めの声だからだ。声に違和感があると、少し話に集中できないから、声は重要だと思った。その点、漫画は脳内で声を補完できるから良い。
・やはり、スポンジボブのキャラクターデザインは秀逸だと思う。なんにもしていなくても、ただ顔を観ているだけで、笑ってしまう。これは、丸い顔をしたスコティッシュフォールドの顔を観ているだけで、笑ってしまうのと同じだと思う。スポンジボブの、あの出っ歯は、かなり強い。絶対にアホなことをしてくれそうな雰囲気が溢れ出ている。脇役であるはずがないキャラクターデザインだ。そして、喜怒哀楽の表情が観ていて面白い。表情を観ているだけで、笑えてしまうのは、子供向けアニメを作るうえでとても大切なことだ。前に赤塚不二夫さんの記事を何かで読んだことがある。小学生は、表情で笑い、中学生は、シャレで笑い、高校生は皮肉で笑うというようなことが書いてあったと思う。この場合、スポンジボブは、表情で小学生をしっかりと笑わせているので、素晴らしいと思う。34歳の僕も笑ってしまうのだから、なお素晴らしい。
・スポンジボブの笑い方が好き。「アワワワワワワワ」と笑う声を聞いているとこっちまで笑ってしまう。あれは、本当に驚異的だ。辛いことがあっても、あの声を聞いていると、心が安らぐ。会社の終業のチャイムにしてほしい。
・スポンジボブがペットのカタツムリのゲーリーがいなくなった時に、必死に何度も「ゲーリー」と叫ぶ声が好き。僕は何回もモノマネをしたことがあるけど、似ているかは、誰にも聞いてもらったことがないからわからない。聞いてほしくもない。ゲーリーを探すシーンは、スポンジボブは本当にゲーリーを愛しているんだなと伝わってきて、僕は増す増すスポンジボブを好きになる。
・街の人達がカーニバーガーを食べれなくて怒って暴徒になるシーンは皮肉だろう。中毒性がある食べ物は売れるという皮肉だ。子供向けアニメにさりげなく、社会問題を入れてくるのがかっこいい。ただ、街の人々が暴徒になるくらい美味しいカーニバーガーって、どんな味なのか気になる。マックとコラボして食べさせてほしい。
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